新潟・越後の言葉で語る昔ばなし

子供に昔話を読んだ後、少々のアレンジを加えて、故郷の言葉で語ってみたこて。

2017-01-01から1年間の記事一覧

『へっこきあねさがよめにきて』

姉さらって、若ーけ女らもん。嫁に来た初めから屁ぇこいてた訳じゃねぇよ。ずうっと我慢してたんらけどね……。 へっこきあねさがよめにきて (おはなし名作絵本 17) 作者: 大川悦生,太田大八 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 1972/11 メディア: 単行本 クリ…

『さんまいのおふだ』

栗が大好きらし、毎年 秋になると読みてなるこの1冊。この和尚さま、こんがの和尚さまに会ってみてなあ。きっと魔法使いら!と思うのら。 さんまいのおふだ (みんなでよもう!日本の昔話) 作者: 木暮正夫,箕田源二郎 出版社/メーカー: チャイルド本社 発売日…

『マッチ売りの少女』

名作は国境を越え、言葉の違いを越えても名作のはず。その考えから、この本を新潟弁で読んでみたこて。 よくパロディにされる「マッチを擦る=火遊び」のエピソード。 なぜ、マッチを擦らねばならんかったか。ちと考えて欲しい。 原作 アンデルセン 与田準一 …

『わらしべ ちょうじゃ』

元祖ラッキーボーイの超ツイテル道行き話。 はじまり、はじまりー! わらしべちょうじゃ (みんなでよもう!日本の昔話) 作者: 奈街三郎,清水耕蔵 出版社/メーカー: チャイルド本社 発売日: 2011/04/01 メディア: 大型本 この商品を含むブログ (1件) を見る 原…

「桃太郎といわれた男」② 乳母探し

昔は寿命が短いから、昔話の婆さはたぶん40代~50代だと思う。出産未経験で、おっぱいの出ない婆さは、どうやって桃太郎を育てたのらろう? 岩の原葡萄園 ももワイン 2018 750ml 出版社/メーカー: 岩の原葡萄園 発売日: 2018/09/15 メディア: 食品&飲料 この…

「桃太郎といわれた男」① 誕生

故郷の訛なつかし。 子供のために買った本を、昭和生まれの自分の記憶をもとに、新潟言葉で読んでみれば、ご覧の通り。 「桃太郎」は、確か岡山県の話では? 越後の国に、桃太郎と呼ばれる男(の子)がいたとしたら……。 時々、そんがのことを考える私らこて。 「…